![]() |
![]() |
![]() |
|
2002/11/02更新
|
|
睡眠時無呼吸症候群(SAS) -----以外に身近な病気、睡眠時無呼吸症候群-----
睡眠時無呼吸症候群ってなんですか? 睡眠時無呼吸症候群とは、その名前のとおり睡眠中に十秒以上の無呼吸が、1時間あたり5回以上起きる病気です。 症状は? 習慣性の強いいびき、昼間の眠気・倦怠感、睡眠中に異常体動が多い、夜間の途中覚醒、夜間頻尿、起床時の頭痛、インポテンツなどの症状を生じるほかに、高血圧、不整脈、脳卒中、心不全などの合併症、昼間の眠気からくる交通事故、仕事上のミスなど、さまざまな不都合が生じます。 それって少ない病気でしょう? いいえ、少ない病気ではありません。日本人では、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは人口の約1%,30歳代以上に多く、成人男性の4%、成人女性の2%に認められると報告されています。ということは、以外と身近な病気であり、それと気付かずに生活されている方が非常に多くいらっしゃるわけです。 原因は何でしょう? 睡眠時無呼吸症候群は、肥満体で首が短く太い人や顎が小さい人に多いのですが、もともと気道が狭い上に、睡眠中に、咽頭や舌の付け根付近の筋肉が眠りによってゆるみ、気道をふさぐのが原因です。一般には肥満の人が多いようですが、肥満体でない人にも起こることが知られています。 診断方法は? この疾患の診断には、耳鼻咽喉科的検診、睡眠中の鼻の気流、胸部・腹部の呼吸運動、動脈中の酸素量、心拍数、眼球運動、脳波などを検査するポリソムノグラフィー(当院で実施しております)という検査で診断します。 治療方法は? 検査結果が軽症の患者さんには、体重減量、禁酒、禁煙、睡眠中の体位の工夫(背中にボールを貼る等)、精神安定剤を服用している人は内服制限など生活習慣の改善や歯科装具の適応の検討が中心となります。中等症以上は、鼻マスク式持続陽圧呼吸療法(補助人口呼吸器)、口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(扁桃や口蓋垂などノドの奥を広げる手術)などの治療法が検討されます。それぞれ睡眠時無呼吸の原因や重症度などに応じて、いろいろな治療法が選択されますが、外国の有名なデーターによりますと、重傷の患者さんの中には、10年間で約30%の人が、何らかの合併症で死亡するという報告もあります。また、最近は突然死の原因として注目されています。 良くなるのでしょうか? 睡眠時無呼吸症候群は、治療することにより、昼間の眠気や倦怠感がなくなり、夜間ぐっすり眠れるなど症状の改善と、心疾患や脳卒中などの合併症の予防が可能です。思い当たる方はご相談下さい。 思い当たるって、どんなことに? 1)いびきをかく。 2)家族から眠っている時に息が止っていると言われたことがある。 3)息苦しさで目が覚める。 4)夜中何度もトイレに行く。 5)朝起きたときに頭が痛い、すっきりしない。 6)昼間に眠気がある。体がだるい。 7)居眠り運転をしかけてヒヤっとしたことが何度もある。 8)いつでも、どこでも眠れる。 小山耳鼻咽喉科・アレルギー科 |